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楽しみ方ガイド

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世界三大潮流を
鳥の視点から眺めよう

鳴門海峡に渦巻く潮流を、真上から見下ろす。
こんなことが可能になる時代を、昔の人々は想像もしなかっただろう。

大鳴門橋の橋桁に設置された「徳島県立 渦の道」は、週末になると国内外から訪れる観光客で賑わう。

世界三大潮流の一つに数えられる「鳴門の渦潮」を見る方法は、大きく分けて3つある。
陸から見るか、船から見るか、橋から見るか
渦潮を一番近くで見られるのは観潮船からになるが、くるくると渦巻く潮流の形をしっかりと認識できるのは橋の上、つまり「渦の道」からになる。

渦潮って、いつでも見られるの?」という素朴な疑問を抱く人も多いが、1日のうちで渦潮が大きくなるのが干潮と満潮の時間帯

日によって干潮と満潮の時間も少しずつ変わっていくので、事前にウェブサイト(潮見表)を見るか、同施設に問い合わせておくことをお勧めする。潮見表(干潮満潮の時間確認)はこちら。

ちなみに1年のうちで一番大きな渦潮が見られるのは、「春分の日」と「秋分の日」の前後数日間となっている。

鳴門公園駐車場に車を止めて、徒歩数分で「渦の道」へ到着。
エントランスを抜け、終点の展望室を目指して約450mの遊歩道を歩いて行くことになる。

強風によって破損しないよう壁面のほとんどが金網となっているため、ちょっぴり強めの潮風が人々の間を通り抜けていく。気分は、まさに海上散歩だ。

遊歩道の所々がガラス床になっているため、約45m下の海面を見下ろすことができる。
3柔構造の強化ガラスになっているので、真上に乗っても大丈夫。高い所が苦手な人は、ちょっぴり足がすくむかもしれない。

遊歩道にはベンチ付きの休憩所も設けられているので、疲れたらここで休憩。
目前のスペースからはガラス窓を通して鳴門海峡の雄大な風景を眺めることができる。

また、鳴門海峡は瀬戸内海と太平洋の境目にあり、瀬戸内海側が満潮を迎える時、太平洋側は干潮となる。その時に発生する海面の段差は、なんと最大約2m!

遊歩道からも、まるで滝のように流れる海の段差を確認することができる。

そしてついに、終点の展望室へ到着!

広いスペースに4つのガラス床が設置されており、足元の開放感も一際大きくなっている。
眼下で渦巻く渦潮の迫力は、ここでしか見ることができない風景。その脇を通り抜ける観潮船が、渦潮の大きさを教えてくれる。

展望室の周囲はガラス張りになっているため、太平洋や播磨灘、淡路島などいろんな方面の風景を楽しむことが可能。

空と海に囲まれた海上散歩の終着点は、絶好の記念撮影スポットにもなっている。
展望室では地元のボランティアガイドが渦潮のメカニズムを丁寧に説明してくれるので、気軽に話しかけてみてほしい。

きっと、目の前でぐるぐると回る渦潮の魅力が、さらに大きなものになるはずだ。

「渦の道」に来たらぜひ立ち寄ってほしいのが、徒歩約3分の場所にある「大鳴門橋架橋記念館エディ」。

渦と橋をテーマにした体験型ミュージアムとなっており、360°4Kシアターや幻想的なデジタルアートなど、子どもから大人までが楽しみながら学べる施設となっている。

屋上からは大鳴門橋や鳴門海峡が見渡せるので、さっき自分が歩いていた遊歩道を別の角度から眺めてみよう。きっと、新たな発見と感動がプラスされるはずだ。

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